庭/のびやかな建築の思考
書籍(竹山聖+京都大学竹山研究室 編)|2020
2019年、京都大学で30年近くにわたって教鞭をとってきた著者とその研究室の建築的思考をアーカイブするプロジェクト。竹山は、研究室を「庭」にたとえ、揺るがない教えを伝承するような教育をするのではなく、豊かな土壌のなかで、一人ひとりが自ずと自分のみちを見つけ、育っていくように見守るような環境づくりをしていきたのだと言う。この本はそんな一つの言葉をめぐって、様々な座談会や対談、インタビューを積み重ね、「庭」とはなんだろう?と思考をめぐらせながらつくられた。研究室の集大成であると同時に、「のびやかな」思考のあり方を考える出発点になるような一冊を目指して、羅列的な作品集、あるいは著作集ではなく、大小様々な手がかりが散りばめられた風景ように、読み手が思い思いの仕方で読んでいけるような有機的な構成がとられた。
SPECIFICATION
A5版, 464p, 上製本
箱=コラボファッション-G 特2c+1c刷、表紙=ビオトープGA-FS(マゼランブルー)白箔+1c刷、見返し=タント(白)、本文=オペラホワイトマックス4c/1c刷ほか、b7クリーム特1c+1c刷
CRESIT
著者=竹山聖+京都大学竹山研究室
装丁デザイン=竹山香奈(PARK 365)
装丁監修=芦澤泰偉
編集=西尾圭悟(uug)
校正協力=嶋田翔伍(uug)
発行=エイアンドエフ(https://aandf.co.jp/books/detail/niwa)
印刷=シナノパブリッシングプレス